ターミナルの基本操作
ターミナルとは
CUIについて
CUIとは、Character User Interfaceの略。 コンピュータやソフトウェアが利用者に情報を提示したり操作を受け付けたりする方法の類型の一つで、すべてのやり取りを文字によって行う方式です。 一方でGUIというワードもあります。 GUIとは、Graphical User Interfaceの略。 コンピュータやソフトウェアが利用者に情報を提示したり操作を受け付けたりする方法の類型の一つで、情報の提示に画像や図形を多用し、基礎的な操作の大半を画面上の位置の指示により行うことができるような手法のこと。
簡単にいうと、CUIはキーボードからコマンドを打ち込むことによって操作して、GUIはグラフィカルな画面の中の アイコンやメニューなどをマウスなどによって操作することに よって操作を進めるという操作の違いがあります。
つまりターミナルでは、コマンド(意味のある文字)を打つことで、パソコンを意のままに操作することが可能なのです。
シェルについて
シェルとは、日本語で「殻(から)」という意味です。 シェルはその硬い殻で、OSの中心部である「カーネル」という部分を保護しています。 ターミナルは、このシェルを通してカーネルを直接操作できるアプリケーションなのです。
ターミナルとコマンドプロンプト
この2つはなにが違うのか? 同じような機能と特徴を持ちますが、OSによって使用しているソフトの違いがあるそうです。 ターミナルはLinuxで用いられる言い回しで、コマンドプロンプトはWindowsで用いられる言い回しです。
ターミナルの主要コマンド
cd
ディレクトリ間を移動する
cd test.html # testテストというファイルに移動する cd ~/ #ホームディレクトリに移動する cd .. #一つ上の階層のファイルに移動する
ls
現在のディレクトリ内に存在する、ディレクトリやファイルを表示する
ls #カレントディレクトリにあるファイルやディレクトリを表示する ls -l #ファイルやディレクトリの詳細も同時に表示する ls -a #隠しファイルも含めファイルやディレクトリを全て表示する ls −la #隠しファイルを含む全てのファイルやディレクトリの詳細を表示する
rm
ファイルを削除する
rm test.html #test.htmlを削除する rm -r test #testというディレクトリとその中身を削除する rm -f test #testというファイルを警告なしで削除する rm -rf test #testというディレクトリとその中身を警告なしで削除する
mv
ファイルやディレクトリの名前を変更する、または移動する
mv test.html tmp/ #test.htmlというファイルを相対パスでtmp/に移動する mv test.html test2.html #test.htmlというファイルをtest2.htmlに名前変更する
cp
ファイルをコピーする
cp test.html tmp/ #test.htmlを相対パスでtmp/というディレクトリの中にコピーする cp test.html test2.html #test.htmlをtest2.htmlという名前でコピーする cp −r dir /tmp/ #dirというディレクトリとその中身を絶対パスで/tmp/にそっくりコピーする
open
ターミナルからFinderでファイルを開く
open . #現在のターミナルのディレクトリFinderで開く open ~/ #ホームディレトリをFinderで開く
history
これまでのコマンド履歴を表示する
history #これまで実行してきたコマンドの履歴を表示する history -c #これまで実行してきたコマンドの履歴を消去する
mkdir
ディレクトリを作成する
man
コマンドのマニュアルを開く。「man マニュアルを開きたいコマンド名」で実行
多くのコマンドにはオプションと呼ばれる機能を付加して実行することができ、マニュアルのOPTION項目でそれを確認することができる。
find
ファイルやディレクトリを検索する。「find 検索する場所 -name 検索するファイル名」で実行
clear
ターミナル画面をクリアし、表示された文字を全て消去する
touch
中身が空のファイルを作る
exit
ログアウトする。「logout」でも代用できる
コマンド中級編
ターミナルで作業するにはもっとたくさんのコマンドを使います。 主要コマンドの使用に慣れてきたら、こちらのページを参考にさせていただいて勉強を進めたいと思います!